このページではチェスの醍醐味、チェックメイトについて解説していきます。
チェックメイトとは、相手のキングを攻撃して追い詰めること。
次に相手がキングを守ることも、逃げることもできないようにすることで勝ちとなります。
(実際には「キングを取る」という場面は出てきません)
それでは、いくつか簡単な問題で練習してみましょう。
(チェスの問題のことをプロブレムと言います)
白は次の1手で黒キングをチェックメイトできます。(Mate in 1)
どの駒をどこへ動かせば良いでしょうか?
正解はルークで相手の黒キングを攻撃するとチェックメイトできます。
確かめてみましょう。
これで相手の黒キングは次にどこへ動いても取られてしまいます。
このように相手キングが逃げることも守ることもできない状態を
チェックメイトと言います(「詰み」とも言う)
何となく感じは掴めましたか?
それでは次のプロブレムを見てみましょう。
同じくMate in 1のプロブレム。
白の次の一手は?
またまたルークで黒キングを攻撃する手が正解。
今度は自分の仲間が邪魔をして逃げることができなくなってしまいましたね。
同じ戦力なのにいきなり勝負がついてしまうのがチェスの難しい所。
このチェックメイトの形は有名で、バックランクメイトと呼ばれています。
バックランクとは、「一番後ろの段」という意味です。
それでは次の問題。
今度はビショップでチェックメイトしてみましょう。
正解は・・・。
2つのビショップが協力して
キングの逃げ道を塞いでチェックメイトしています。
次はナイトでチェックメイトしてみましょう。
ナイトは不規則な動きで最初は使いづらいですが、
少しずつ慣れていきましょう。
ナイトがどこに動けばチェックメイトできるでしょうか?
正解は・・・。
仲間に守られて安心していたキングが
ナイトにチェックメイトされてしまいました。
「スマザード(窒息)メイト」と呼ばれる有名な形です。
対局でも見かける形なのでしっかり覚えておきましょう。
それでは次の問題です。
どの駒を動かせばチェックメイトできるでしょうか?
正解は・・・。
ポーンを前に進めてチェックメイト!
一番弱い駒ポーンでもチェックメイトすることができます。
後ろからルークがポーンを守っているでキングがポーンを取ることはできません。
それでは最後の問題。
最強の駒クイーンでチェックメイトしてみましょう。
色々と動ける場所があって少しむずかしいかもしれません。
正解は・・・。
クイーンが黒キングを攻撃しながら、逃げ道を全て塞いでいますね。
盤上にクイーンが残っているとチェックメイトしやすくなります。
どこに動けばチェックメイトできるか、いつも考えるようにしましょう。
以上、チェックメイトについての解説でした。
他にもいろいろなチェックメイトパターンがありますので
気になる方は色々調べてみてください。